今回はウディタの基本システムにおける「成長方式」のお話なのよ。
可変DBの「主人公ステータス」にはそのキャラをレベルアップ時にどの程度成長させるかの項目があるわね。
そしてユーザーDB17番「システム設定」の項目23番には、成長パラメータをどのように上昇させるかの項目があるわ。
「[0]数値通り上昇させる」はまぁそのとおりなのだけど、分かりづらいのは「[1]数値の1/10だけ上昇させる(確率)」ね
これは一言でいえば「数値に0~9をランダムで足して1/10した値(小数点以下切り捨て)」になるということよ。
言葉だけ聞くと難しいかもしれないけど、例を見ればなんとなく理解しやすいかもしれないわ。↓のような感じになるのよ。
- 成長の値が「15」
→1ポイント上昇 + 50%の確率でもう1ポイント上昇する。 - 成長の値が「123」
→12ポイント上昇 + 30%の確率でもう1ポイント上昇する。 - 成長の値が「7」
→70%の確率で1ポイント上昇する(30%の確率でまったく上昇しない)。
この成長方式の利点は成長する値にランダム幅を持たせられるということね。
ランダムで付与させられる値は1だけだからあまり大きな数値を扱うには向かないけど、まぁ各パラメータが3桁くらい(最高値がHP999、各能力255程度)なら問題なく運用できると思うわ。
「1/10上昇(確率)」の成長期待値をエクセルで管理する
そんな成長方式の話だけど、私はこれを表計算ソフト(エクセル)に入力して管理しているわ。
レベル1時の初期値と成長の値を入力してやれば、最大レベル(50)までの能力期待値(大体どれくらいに育つか)が計算されるのよ。
実際に成長の数値を入力しただけじゃピンとこないからね。こうすれば「どの程度のレベルでどの程度の能力値になるのか」が見える化されてとても便利なのよ。
エクセルファイルのダウンロード
そのエクセルファイルを公開するからよければ活用して頂戴(↓のリンクをクリック)。それっぽい職業のサンプルも別シートに用意してあるから参考にしてね。
エクセルファイルのダウンロード
※インターネット経由で入手したExcelファイルは「保護ビュー」で開かれると思うから、その場合は解除(編集を有効に)して使ってね。